弊社代表の神田は、大学を卒業してからずっと不動産業界一筋でお客さまに向き合い続けてきました。
2009年に設立した会社はまもなく13周年を迎え、不動産業界では珍しい「女社長」として活躍する一方で、プライベートでは妻であり母でもあります。
これまで結婚や子育てなどライフステージに応じて、住まいを3度変えてきましたが、驚くことにいずれも賃貸ではなく購入した「マイホーム」であるというのです。
一般的に「不動産を購入するのは人生で一度きり」というパターンが多いかと思いますが、神田は自分たちの暮らしに合わせて、購入した物件を「不動産投資」「売却」「リフォーム」とうまく活用してきました。
このような話をすると決まって「神田社長の不動産運用方法を教えてください!」という声がたくさん届きますので、今回は神田本人に直撃取材をし、これまでに購入した3つの不動産をどのような考えで活用してきたのか、その真相に迫ってみたいと思います。
なかなか不動産会社の社長自身の「不動産購入体験談」を聞く機会は少ないので、みなさまにとっても参考になると幸いです。
これまでに購入した3つのマイホーム
まず初めにこれまで神田が購入した物件を順に見ていきましょう。
- 分譲マンション
- 新築一戸建て(注文住宅)
- 中古一戸建て(SRC:鉄骨鉄筋コンクリート造)
分譲マンション
26歳のときに、60平米のマンションを購入。
築30年以上と古い物件ではあったが、約700万円かけてフルリノベーションし、間取りは2DK→1LDKに変更。配管も変え、現代風の仕様に生まれ変わった。
引っ越しを機にローンを一括返済し、現在は賃貸物件として約14万円の家賃収入を得ている。
購入した理由
大学を卒業してから初めて物件を購入するまでは賃貸マンションで暮らしていたのですが、実は4年間で4回も引っ越しをしました。
住まいを変えるたびに条件はどんどんグレードアップしていき、払っている家賃もそれに伴って高くなっていたため「買った方が安いかも」と感じ始めたのがきっかけ。
全体的なメリットを考えたときに今が買い時だなと思い、ローンの審査も通ったため購入するに至りました。
マンション選びで最も大切なこと
不動産会社に勤めていたため、1番初めに買う不動産を失敗するとこの先ずっと損をするということはずっと念頭に置いていました。
だからこそ、1件目の物件選びは「マンションの資産価値が下がらないこと」にこだわり、目ぼしいエリアへは自分の足で出向く。そして、現地から逆算してマンションを選びました。
資産価値で考えるのであれば、やはり利便性がよく、地価が下がらないエリアを選ぶというのはとても重要です。
借り手が途絶えないマンション選びのポイント
わたしは将来的に貸すこともあり得るかなと考えていたため、「エリア」「アクセス」「周辺環境」はかなり重視して選びました。周辺環境に関しては、目の前が公園で建物が立たない、最上階で夜景が綺麗などもポイントになります。
またリノベーションで「貸せる物件に仕上げた」ことも大きかったです。
例えば、収納スペースを増やしたり、キッチンを暗い場所から明るい場所へ移動させたりと万人受けするようにリフォームしました。おかげで賃貸に切り替えたあとも入居者に長く住み続けてもらうことができ、退去してもすぐに決まるという好循環になっています。
不動産投資として成功した理由
わたしの場合、築年数の古い好立地な物件を安く購入できた時点で勝算がありました。古い内装はリノベーションで新しく生まれ変わることができますが、立地は変えることができません。
実際、そのエリアの地価はどんどん上がり続け、今では築50年近いにもかかわらずわたしが購入した金額では到底買えないくらいの価値にまで跳ね上がっています。だからこそ、マンション選びにおいて「資産価値が下がらないエリア」を重視することはとても大切なのです。
一方でマンションの場合、築年数はそれほど気にしなくて良いと思っています。なぜなら、一戸建てと違って、管理組合がある程度修繕を補償してくれるから。
ただし注意点として、戸数が100戸以下の物件は修繕積立金が高くなる傾向にあるため、マンションの規模なども含めたトータルで考える必要があるでしょう。
※一般的に、修繕積立金戸数が多くなるほど一世帯あたりの負担割合が減るため、修繕積立金も戸数の少ないマンションは高くなると言われています
引っ越しを決めた理由
一番大きな理由は結婚です。
当初このマンションで二人暮らしをしていたのですが、お互いに車を所有していたため、好立地な場所ゆえに駐車場代だけで毎月8万円以上かかっていました。
それであれば、同じローン返済額を支払っても郊外の方が広いうえに、一戸建ての場合は駐車場代がかからないということもあって、新たにマイホームを建てることにしたのです。
マンション購入を検討している女性に伝えたいこと
ひと昔前まで「独身女性がマンションを購入する=結婚できない」なんて言われた時代もありましたが、今は女性も十分に収入を得ている人が増えてきていますし、不動産を購入したからといって「一生そこに住む」必要もないと思っています。
終の住処のように自分の住まいを固定してしまうと、結婚を阻害したり、仕事の可能性を狭めたりと弊害が出るかもしれませんが、「不要になったら売るか貸すかしよう」という選択肢を持っておくだけで随分生きやすくなるものです。
女性はライフステージによって住まいも変わりやすいため、貸せる物件を選んで購入する方が気が楽ですし、自分にとっても大きな資産となります。
だからこそ、不動産は総合的な知識を持って購入することが大切であり、数ある書籍で勉強するよりも自分と境遇の似た経験者に聞くことで、より自分に合うベストな物件選びができるのではないでしょうか。
中古VS新築、賃貸VS購入ではなく、資産になるかどうかは物件によって異なります。弊社でも「簡易コンサルティング」として物件選びのお手伝いをさせていただいておりますので、「この不動産のメリットやリスクが知りたい」など第三者の見解を得たい方はぜひ購入前にご相談ください。
新築戸建(注文住宅)
郊外に注文建築で一戸建てを購入。
当初から5年以内で売却することを念頭に設計し、予定どおり5年後に建設した金額以上で売却することに成功。
一戸建てのエリア選びについて
独身のマンション購入時と違い、結婚後に一戸建てを建てる際に重視したポイントは以下でした。
- 予算
- 住環境
- お互いの通勤距離
- 学校区
- 実家との兼ね合い
私の実家が遠方であるため、子どもが産まれるかもしれないことも想定し、会社と義実家の中間エリアを選びました。
5年以内の売却を考えていた理由
郊外への引っ越しを希望していたものの、このエリアにずっと住もうとは初めから思っていませんでした。
であれば「売れそうな物件」をつくり、5年以内で売却のがベストだなと考えたのです。なぜなら、築5年以内だと高く売却できるから。
また国が定めた基準をクリアすると認定される「長期優良住宅」を建てることで、5年間は固定資産税の軽減を受けることができ、次の購入者にも安心して引き渡すことができました。
※長期優良住宅は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅であると国が認めた住宅のこと
売れる注文建築の設計ポイント
「売れそうな物件」を作るためにこだわったのは、外観と玄関です。
やはり一戸建ては第一印象が重要なので、カエデの木を植えてライトアップしたり、玄関は通常よりも広くとっていきなり廊下や室内が見えないようにしたりと、見栄えを工夫しました。
またこの土地は変形地で、一般的に不利とされる「専用通路の土地」だったのですが、それをうまく活用して坪庭をつくり、専用通路の土地の方がいいよね!というデザインにしたことでメリットに生まれ変わったのです。
専門知識があれば、デメリットと言われがちなことをメリットに変えて価値を生むことができる、という事実を、不動産業界に長く携わっていると強く感じます。
築5年以内で注文建築の住宅を買えるというのは購入者側にとっても数少ないチャンスであるため、こちらの物件もすぐに買い手が決まり、結果建設した金額以上で売却することができました。
中古一戸建てをリフォーム
3つ目の物件は中古一戸建てを購入し、リフォーム済み。
田舎の義実家近くで、ゆったり暮らしている。
このエリア・物件に決めた理由
一番の決め手は、義実家の近くであること。
前に住んでいたエリアは交通量が多く、子どもが産まれたこともあり、もう少し田舎に住みたいなと思っていたところ、義実家から徒歩圏内でとてもいい物件に出会うことができました。
これまで何度も住まいを変えてきたわたしですが、子育てするにはとても環境が良く、ずっとここに住みたいと思っているくらいお気に入りの場所です。
中古戸建ての外壁リフォーム
築30年と古い物件ではありますが、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)と非常に珍しく、しっかりした造りであるため、まったく問題ありませんでした。
室内はリフォーム済みだったので、購入後に外壁のみリフォームし、少しずつ自分好みのマイホームを作り上げています。
敷地面積もかなり広くなったので、子どもが大きくなった今も十分に走り回るスペースがあったり、庭でBBQをしたりと穏やかな田舎暮らしを満喫しています。
あなたの住宅選びにズバッとアドバイスいたします
これまでライフステージに合わせて戸建て・賃貸両方の物件を購入してきましたが、どれもマイナスになることなく、自分の資産として活用することができました。
やはり、これは不動産活用の専門知識があったこと、そしてここぞというときの決断力が大きな要因だと考えております。
不動産購入はギャンブルではなく、正しい知識を持って活用すれば、長く自分の身を守る資産になるとわたしは身をもって実感しましたし、同じような状況の方の助けになりたいという想いで、今なお不動産業を続けております。
不動産を購入するというのはとても大きな買い物ですが、なかなか専門知識があり、実際に経験した人に相談できる環境がないというのもまた事実です。
弊社ではこのような「住宅選び」に関するサポートも積極的に行っております。
「この物件が気になっているけど、購入しても大丈夫かな?」という心配を抱えている方は、ぜひご相談ください。わたしの経験をもって、真摯にお応えいたします。
また状況を聞かせていただきましたら、売るべきか、貸すべきか、リースバックするべきか、あなたにとってきっと一番良いであろう方法を考え、ご提案いたします。
不動産は購入だけでなく、売却する際も大事な見極めが必要ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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